サラリーマンが中小企業診断士の副業でスキルと収入をアップすべき理由と、おすすめ副業の選び方

中小企業診断士

企業内診断士はぜひ副業してほしい!

この記事では、サラリーマンとして、企業内診断士として、本業はありつつも、中小企業診断士のスキルを活かして、副業も行う私が、実効性があると感じた副業選びをご紹介します。
その前に、「サラリーマンが企業内診断士として副業をやるべき理由とその選考基準」、後半では「企業内診断士におすすめの副業」をお伝えします。

記事の内容を実践すれば、中小企業診断士の資格を活かして副収入を得る、副業の足掛かりをえられると思います。ですが、私の戦法ですと、中小企業診断士の資格ではなく、その人自身のビジネスの強みを生かした副業となるかもしれません。

ですが、資格をせっかく取ったのに、うまくいかせていない、とお悩みの方の新たな発見や、これから中小企業診断士資格を取得、登録するけど、しばらくはサラリーマンのままのつもりの方の参考になればと思います。

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サラリーマン/企業内診断士が中小企業診断士として副業をやるべき理由

中小企業診断士資格を生かして副業をおすすめする理由は以下の通りです。稼げる企業内診断士になるために、まずはこちらを理解しましょう。

理由①:企業に所属し続ける将来のリスク対策

特に、企業内診断士の方に向けてですが、中小企業診断士の資格を取得しよう、取得した理由は、どんなところにありますか。

いくつも理由はあるかと思いますが、ビジネスマンとして、ワーカーとして稼げるようになるという点が大きいのではないでしょうか。投資などで稼ぐ、とは異なるという意味です。

  • 独立して本業としての中小企業診断士として稼ぐ
  • 兼業として、本業の収入加え、企業内診断士として副業で稼ぐ

方向性はざっくり、大きく二つでしょうか。

兼業の方の中でも、収入の割合の差があって、副業の収入の割合が総収入の割合の大きな部分を占める、という方もいらっしゃるかと思います。ですが、ほとんどの方は、本業の収入が大きな部分を占めるという状態になるものと思います。

この状態で、本業がずっと安定して、収入も右肩上がりでいられるという方は、特に副業に力を入れず、本業に専念するのがよいと思います。しかし、そうではないと感じられる方は、中小企業診断士の資格を生かして副業をすべきです。

数年前、45歳定年説 が世間で騒がれた時期がありましたが、それに類似する自体に遭遇することもあるかもしれません。将来、独立して診断士になるにしても、副業診断士としてやっていくにしても、ビジネスにおいて、一目置かれる資格である中小企業診断士を活用し、自らのスキルを磨く、営業ルートを開拓しておくことが、45歳定年説のような事態に対するリスク対策になるため、是非実践をお勧めします。

ちなみに、中小企業診断士ではありませんが、経済評論家の山崎元さんの記事が、先人としてのスタイルで参考になると感じたため、ご紹介します。

参考記事 DIAMOND ONLINE

「45歳定年説」が捨てたもんじゃない理由、第2の人生設計には絶好の時期
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理由②:中小企業診断士としての能力向上のため

単に中小企業診断士資格の5年の定期更新をし続けていても、経営コンサルとしてのスキルは向上しないと思います。私も資格更新を1回し、その要件として理論研修を受けていますが、知識の補充であって、スキルや経験は積み上がりません。そのため、経営コンサルとしての知識補充+α程度の私では、年中総合的な経営コンサルとして実務されているプロのコンサルの方には、及ばないと感じています。


そのため、差別化集中戦略を採用し、プロの方が多くを占める上記領域、経験とコネクションが物言う領域には足を踏み入れず、勝てる領域での展開を考えています。

私の選択しているビジネス領域、コンサル領域は、主にWeb・デジタル分野ですが、上記の総合的なコンサルを主戦場としないにしても、自身の得意分野の磨き上げは必須なわけです。

そこで、この専門領域のスキル、ノウハウの向上を図っていくのにも役立つのが、副業です。実務経験が、専門領域を深めつつ、経営視点なども持って、中小企業診断士、経営コンサルタントとしてのスキル向上を図ることができると考えています。
また、そのクライアントが中小企業の要件を満たせば、実務要件(更新登録の要件)も満たせるので、一石二鳥です。


中小企業診断士関連情報> 申請・届出の手引き > 2.更新登録の要件

また、これらのスキル、ノウハウを得ていくことが、上記理由①のリスク対策になってきます。

理由③:企業内診断士(サラリーマン)×経営コンサルとしてのスキル・能力を求める顧客のニーズの存在

あらゆる物事において、専門家に相談したい、コンサルに伴走してもらいたい、という顧客となる方がいます。その解決するためのジェネラルな基礎知識、フレームワークをもっているのが、中小企業診断士であると私は考えています。

ランサーズ、ビザスクなどでコンサルタントへの相談をしたいというクライアントを、見つけることが可能です。

これらの相談したい根っこの部分は、経営課題の解決にあると考えます。すでに、経営の大きな課題の打ち手として、上記のようなビジネスにおけるマッチングサイトに、掲出しているのであり、そういった経営課題の解決ができるのが、中小企業診断士であり、

また、自身の専門領域においてであれば、他の本業コンサルの方もできないような、プレゼンスを発揮することが可能なのです。

副業選びの基準3つ

つぎに、企業内診断士におすすめする副業選びの基準をお伝えします。私が悩んできた部分でもあり、まだやり切れていない基準もあります。

副業選びで掛け合わせるべき基準

  • 中小企業診断士の資格、経験を生かせる案件
  • 経営やビジネスに関するスキル・ノウハウを蓄積できる案件
  • 継続して行うことができそう、今後のネットワークになりそうな案件

中小企業診断士の資格、経験を生かせる案件

これまで習得した知識やスキルを活かすことができるものであるべきです。

中小企業診断士資格受験予備校の講師やカリキュラム作成などは、わかりやすくダイレクトですよね。

そのほか、助成金・補助金申請の支援もここ数年、多くのニーズがあり、経営診断スキルや財務の知識が生かせる業務です。

経営やビジネスに関するスキル・ノウハウを蓄積できる案件

診断士の資格を生かす、といいますが独占業ではないため、資格がないとできない業務というものは基本ありません。そのため、有資格者しかできないようなものを探してもなかなかありません。

そのため、自身の強みの領域における、経営やビジネスにつながるような副業をチョイスすべきです。後ほど、それらの情報掲載場所など事例をご紹介します。

継続して行うことができそう、今後のネットワークになりそうな案件

コンサル・中小企業診断士・企業内診断士で、一部の方を除いて、課題になるのが、営業活動ではないでしょうか。この点、仕事を毎回探して、その都度受注のための事前活動をして、という案件獲得までの労力は、かなり負担となるものです。そのため、継続して行うことができる、または、次もありそう、というものを意識的に選ぶことが大事になります。

それらを踏まえ、どういった副業を探すべきか、いくつかご紹介したいと思います。

企業内診断士におすすめの副業および探し方

中小企業診断士特に、企業内診断士の方に、おすすめしたい副業は以下の通り。自身のプライベートや、本業との兼ね合いあるため、それにあったものを探すのが良いと思います。

企業内診断士におすすめの副業①:フリーランス・経営コンサルティング全般

中小企業診断士であれば、ダイレクトに、経営コンサルティング案件がわかりやすいと思います。

クラウドワークス

経営戦略・経営コンサルティング の仕事・求人を探す

クラウドワークスでの、経営コンサルに関する募集案件から、副業でも対応可能な案件を探す、というのがあるかと思います。今後も、継続してできそうなのかどうかは、実際に行ってみて、チェックしたいところかと思います。

企業内診断士におすすめの副業②:スポットコンサル

スポットコンサルとは、特定の知識や経験を持つ人がそれを必要とする企業やプロジェクトにノウハウを提供する仕組みです。拘束時間が1時間単位と短いので、副業にマッチしやすく、スキルを磨けるなど、副収入を得るだけではないメリットがあります。

基本的に案件単位での受注で、オンラインでの打合せに応じるだけなので、準備などを含めても1件あたり数時間の拘束で収入を得ることが出来ます。

中でも、副業として、選びやすいサービスは、以下がおすすめです。ただし、自身で積極的に案件を取りに行くことができるか、というと、待ちとなるケースが多くなるため、いくつかの選択肢の中の一つとするのがよいと思います。

ビザスク 月間案件数2000件の業界のトップランナーで、初めての方にもおすすめ

アクシスの「スポットコンサル」 コンサルタントとしての実務経験者に特化した“副業・兼業”マッチングサービス

企業内診断士におすすめの副業③:セミナー・研修講師

セミナー・研修講師を、副業でやっていらっしゃる企業内診断士の方も、いらっしゃいます。以下のような研修をやっているように見受けられます。

・ビジネススキル研修(ロジカルシンキング・デザインシンキングなど)

・マネジメント研修(管理職・経営層向け)

仕事としては、診断士協会の各支部や研究会でコネクションや経験を積んだのち、それを展開する、という中長期の方もいらっしゃいますが、副業で始めたいという場合は、Webサービス経由で仕事をもらい、経験とネットワークを積み上げつつ、直接お客さんをゲットできるようにしていくべきと思います。

企業内診断士におすすめの副業④:予備校講師

中小企業診断士の受験生の支援をはじめてもよいでしょう。予備校の求人に応募したり、スポットコンサルなどで「受験相談コンサル」を出品するのもいいと思います。自らの経験を受験生に還元しつつ、収入にすることができるで、身近なところから開始することができるのがメリットです。

以上、おすすめの副業のご紹介でした。どこからかスタートすることで、自ずと道は開けてきます。まずは、やれそうなところから始めることをお勧めいたします。