学習のモチベーション

多年度受験における自分を見つめ直し、学ぶことを考える

中小企業診断士試験の資格取得のために、多年度受験で、ゴールが見えてこなくなると、あきらめてしまう人もいるかと思います。ほかの勉強においても、ゴールがみえていないと、同じく暗闇の洞窟にさまようような感覚になるかもしれません。
具体的なキャリアにつなげる、ということを考えて受験している方もいるかと思いますが、その際、一歩引いて、抽象的に、「学ぶ」ことととらえてもいいかもしれないな、と思っています。

学ぶことの大事さ

学ぶことは、歴史上の偉人の人たちがどう考えていたかを知ることで、より、大事であると、腑に落ちるような気がしています。偉人の考えを知らないと、別に学ばなくてもいいや、という短絡的思考に陥りますが、知っているとその大事さをあらためて実感できます。

リー・クアンユーの学習に対する姿勢

近年のアジアで成功を収めた政治家といえば、リー・クワンユーがあげられると思います。
リー・クアンユーは、シンガポールの初代首相であり、1965年から1990年までこの地位を務めました。シンガポールを独立した国として成立させ、その後、圧倒的な経済成長を実現しました。
リー・クワンユーが晩年も変わらず、中国語をずっと勉強していた、というエピソードが印象的だったため、その背景について紹介します。

自己改善の追求:

  • リー・クアンユーは一生涯にわたって自己改善を追求していました。彼の信念は、常に学び続けることが個人の成長と国家の発展に必要であるというものでした。晩年においても、中国語など学び続ける姿勢は、リー・クワンユーの信念の現れを反映しています。

他の偉人のエピソード

同様に、他の偉人たちも学び続けることが、大事であるということを、示すエピソードがあります。

  1. マハトマ・ガンディー:
    • ガンディーは晩年まで読書と執筆を続け、自らの思想を深めました。彼は「学び続けることが自己の成長と社会の改善に不可欠である」と強調しました。
  2. ベンジャミン・フランクリン:
    • フランクリンは一生涯にわたって自己教育を続け、多くの分野で卓越した知識を持つことができました。彼は「知識は力であり、学ぶことが成功の鍵である」と述べています。

偉人の「学び」「学び続けること」に対する姿勢は、信念と自分の思い描く未来の実現に根ざしています。偉人の姿勢や思想は、多年度受験、困難な学びの状況にいる私たちに、良いきっかけ、インスピレーションを与え、学ぶこと、学び続けることが、いかに重要であるか再認識させてくれます。

だらだらしてしまうこととか、辞めてしまおうという考えがよぎるかと思いますが、学ぶことが大事であると思えたら、ゴールがなかなか見えなくても、継続し続けてもよいのではないかと思っています。