中小企業診断士資格を取れるだけのインプットをしたことで身に着いたこと・メリット

中小企業診断士

中小企業診断士の資格をとると、素敵な人生が広がるのか?資格保有することでの、メリットは何かあるのでしょうか。

中小企業診断士資格そのもの・形式自体には大きな意味はない

中小企業診断士資格ホルダーの方の中には、資格もってるだけでも十分ハッピーという方もいるかもしれませんが、私は資格は正直失効してしまってもいいかな、と思うくらい資格自体にはメリットとかはない、と思います。専業業務があるわけでもないし、資格持っているから単価が上がるというものでもないし、仕事の依頼がくるというものでもない。
でも、私の30代をかけて取った資格ですし、思い入れのある資格ですし、もってれば中小企業診断士協会関連のセミナーなどの機会もあるので、失効しないように、引き続き維持活動は行います。(また私の中小企業診断士の資格更新要件のクリアについては別途エントリーもうけたいと思います。)

中小企業診断士資格を目指す過程で身に着けた知識・思考が大切

でも、この資格をとるためには、中小企業診断士1次試験・7科目、2次試験・4科目の試験をパスできるだけの、知識とその回答スキルやフレームワークを身に着ける必要があるわけです。
私のケースでいえば、中小企業診断士試験をパスすることができる知識とフレームワークを、自分なりに普段の思考や、アイデアを考えるよりどころにしえるだけ定着できていることが、大きなメリットだったのです。

また、私は、多年度受験生だったからこそ、その知識とフレームワークの定着としては、じっくりどっししりと根付いている感覚をもっています。細かな知識は遠い彼方ですが、ジェネラルなフレームはどの教科も私のビジネスマインドの根幹になっています。

中小企業診断士資格をゲットする過程、結果による副次効果

10年前には以下のことは考えもしていなかった。狙ってもいなかったが、結果論以下がいったんの成果。

・多年度受験をして中小企業診断士を取得
 → 極限まで心が折れそうになった(2次試験5回失敗)けど、ボロボロに折れつつもあきらめずに継続して、成功できたということは、得難い挫折体験&成功体験

・40を超えてから、しっかりステップアップ、年収アップの転職できた

・Web屋さんの会社を起業

多年度受験であったため、1次試験を合格するためのプロセスを3度も実行するという、今思い返しても想像もしたくない修行のような苦行を乗り越えたことで、継続の力をいやというほど身につけられたし、本来の資格試験の趣旨を体現したように、中小企業診断士資格を取るために必要な知識、フレームワークを根付かせることができています。

それを生かして、本業のサラリーマンの業務にも、そこで得たフレームワークやナレッジは結構使ってきました。また、転職の際には、転職理由にもしっかりとストーリーづけて、この資格をもっていることが、40を超えて転職する際、転職理由を豊かで、強固なものになる補足の私の構成要素にもなったし、学んできた知識も役に立ちました。

中小企業診断士をストレート合格できた場合の仮説キャリアパス

もし、私が、受験1年目にストレート合格していた場合、上記のようなメリットは感じていなかったとおもます。だけど、1年目で合格していたら、また違った人生を歩んでいたかもしれません。ストレート合格だったら、

・ストレート合格。中小企業診断士資格30歳で保有。
 合格さえしてしまえば、30代の大事な時間を他の時間に使うことができる。なんでしょう?今なら海外とかいきたい。

・転職、業務系コンサル?専門コンサル?中小企業中心コンサルファーム?戦略コンサル?
 ※多分私の職歴では、王道なコンサルファームへの道はなかったと思います。

・もしくは、中小企業診断士協会にしっかりと入会・コミットして、そのネットワークを使って中小企業診断士として独立。

などの道があったかもしれないですね。
歴史や自分史には、Ifがないですが、逆に今の状況を形成する根本となる、数年、10年以上前の、意思決定や取り組んだ事柄を振り返って、検証するのも面白いものです。